こんにちは、ポンクレーです。
今回は、元全日本カートドライバーの僕が感触が好みだった・握り心地が良かった、という僕個人の主観でおすすめするグローブをご紹介します。
・カートをやり始めたいけど、なんのグローブが良いか分からない
・今使っているグローブに違和感があるから変えたいけどどれにしようか迷っている
という方向け内容です。
僕がレーシングカートを引退してからだいぶ経ちますが、レーシンググローブに関しては基本的な構造はほとんど変わっていません。
そのため、僕と似たような感覚をお持ちの方はきっと参考になると思います。
しかし、僕は実際の使用感を試しているわけではありません。
そのため、現役時代の僕がどのような基準で選んでいたのか、という参考程度に見ていただければと思います。
レーシンググローブを選ぶ時の2つのポイント
僕がレーシンググローブを選ぶ時に絶対に外せないポイントが2つあります。
1.外縫いであること
2.手のひら部分の滑り止めに出来るだけ凸凹がないこと
唐突ですが、僕は少し神経質な性格をしています。少しでも気になることがあると、それによって集中力を欠いてしまうのです。その一つが縫い目が内側にあるグローブでした。
爪と指の隙間に縫い目が当たるような感覚が不快だったため、僕はレーシンググローブを選ぶ時は必ず外縫いタイプを着用していました。
また、僕にとって手のひらに凹凸が多いグローブも集中を乱すもとでした。
ステアリング操作で手の滑ることは最大の命とりです。そのため、多くのレーシンググローブは凹凸を付けて滑らないように加工してあります。そしてこれもまた集中力を妨げる要因でした。
そのため、僕は出来る限り手のひら部分い凹凸が少ないタイプを選んでいました。
凹凸や滑り止めが無いという事はステアリング操作で滑るかもしれません。
ではどうやって滑らなくするか?
純粋な握力です。パワーイズジャスティスです。
とにかく走行(ステアリング操作)すること以外に余計な神経を使いたくありません。
そのため、とてもシビアにグローブを選んでいました。
(親には本当に迷惑かけたなと思います…。)
おすすめのレーシンググローブ3選(個人的な好みです)
前置きが長くなりましたが、僕が個人的におすすめするレーシンググローブはこちらです。
1.スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い TIDE(タイド)
2.スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い RECORD(レコード)
3.スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い ARROW-KART アロー
「なんだ、スパルコしか無いのか」、と思われた方はすみません。
僕はスパルコ製品を愛用していたので、スパルコに絶大な信頼をおいています。
一応スパルコ以外のメーカーももちろん使ったことはあります。
しかし、「自分が気に入らず長くは使わなかった」、あるいは「ほとんど使ったことがない」メーカーをおススメする事は出来ないです。
1.スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い TIDE(タイド)2024年継続モデル




こちらは僕が好んで使用していたタイプの後継版です。
下部のおまけに掲載していますが、僕が本当に使用していたのは4輪(フォーミュラ、箱車)用のグローブです。
こちらは僕が使用していたタイプのカート版です。
このタイプのグローブは僕の神経質かつわがままな要望を適えてくれた一品でした。
他に探せばさらに合うのもあるでしょうが、これで満足していました。
このグローブは外縫いで、手のひらの滑り止めも平たい形状だったので、僕の好みにぴったりです。
さらにはグローブの生地自体が全体的に柔らかいので、手首の動きの邪魔にもなりません。
まさに走るためだけを極めた一品です。
ただ、一点だけデメリットがあります。
このグローブは生地がとても柔らかいので、寿命自体はあまり長くありません。
使用するカテゴリーや、運転の仕方にもよると思いますが、比較的ハンドル操作が荒くない方の僕でも最も短くて半年で穴が空きました。
長い時でも1年ほど使用したら小さな穴が空いていたので、本当に走ることに特化するためのグローブです。
スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い TIDE(タイド) SPARCO 2024年継続モデル
2.スパルコ レーシンググローブ カート用 RECORD レコード 外縫い 2024年継続モデル



さて、ここからの説明はひとつめのグローブとほとんど被ってしまうので簡潔に進めていきます。
このタイプは滑り止めがとても薄く作られているので、握り心地に関しては間違いなく僕好みと言えそうです。反対に凹凸があるほうが好きという方には向かないかもしれません。
ただ、このタイプで少しだけ気になるのは、形状的におそらく親指、人差し指、小指部分に形状による締め付けを感じると思います。僕の場合は特に人差し指の側面部分に布が当たって気になってしまうかもしれません。
ですがそれを差し引いたとしても、お値段的にみて入門向けモデルとしてはかなり良いグローブであると思います。
スパルコ レーシンググローブ カート用 RECORD レコード 外縫い Sparco 2024年継続モデル
3.スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い ARROW-KART アロー




先の2つと比べるとフィット感はすごく良さそうなグローブだと思います。
おそらく2つ目のRECORDと比べると、指への違和感は無さそうですね。
ただ、これを3番目に持ってきた理由は手のひらにある滑り止めの形状です。
見たところそれほど凹凸はないので大丈夫だと思いますが、手のひら部分の斜めに入っている滑り止めが「もしかしたら気になるかもしれないな…」と思っています。
しかし、これはあくまで僕の主観と好みによるので、おそらく他の方々は気にならないと思います。
ただ…僕だったら疑問や不安を残したまま使うのも気になるので、と考えると価格帯的にも1番最初のTIDEを買うだろうな、というのが正直な感想です。
スパルコ レーシンググローブ カート用 外縫い ARROW-KART アロー SPARCO 2024年継続モデル
番外編:4輪も乗る人向けにおすすめのレーシンググローブ
近々でフォーミュラマシンに乗る予定がある、あるいは本コースで自分の車を走らせたいという方はカート用グローブは「ちょっと待った」です。
カート用と違って4輪用のレーシンググローブは燃えにくい素材(難燃素材)で作られています。
4輪マシンはカートと違ってアクシデントでクラッシュしてしまった場合、すぐに逃げ出すことが出来ません。
さらには漏れたガソリンに引火・炎上してしまう可能性も有ります。
そういった万が一の事が起きた時に燃えにくい素材で作られた装備がとても重要になります。
詳しくは下記のページを参考にしてください。
レーシングスーツやグローブがサーキット走行に必要なワケとは? 普通の衣服と何が違うの?
(GAZOOというトヨタのクルマ情報サイトのページです)
話を戻しますが、こちらが僕が4輪とカートを同時期に乗っていた時に使っていたグローブの後継版です。




こちらは燃えにくい素材で作られているため、カート用と比較すると少しだけ値上がりします。
基本的にはカート用のTIDEと同じなので説明を省きますが、本コースで4輪に乗る場合は難燃素材で作られたグローブを付ける必要があると覚えておいてください。
スパルコ レーシンググローブ 4輪用 外縫い TIDE(タイド) FIA 8856-2018公認 SPARCO 2024年モデル
それでは今回はこちらで終わりとさせていただきます。
またあなたの役に立てそうな内容がありましたら掲載していきたいと思います。
それではまた!
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