こんにちは、ポンクレーです。
ご紹介コーナーも第四弾になりました!
ご協力いただいたみなさん本当にありがとうございます!!
さて、今日ご紹介するのはこちらの方です!!
ハヤテの父さんからご推薦の向畑疾走(ムコハタ ハヤテ)選手です!
疾走と書いてハヤテと読む上にさらにレーサーとはカッコいいですね!!
僕も自分の名前がもうちょっとレーサーっぽかったら、と羨ましく思います(笑)
ご本人はSNSをやっておらず、お父さんが代わりに広報活動を行っています!

今年はCRGに乗って鈴鹿選手権のX30に出場をしています。
鈴鹿選手権にて、たった2年で消滅してしましたが、幻のAVANTI-YOUTHクラスのコースレコードを持っています(笑)
鈴鹿でコースレコードってすごいですね!
これからの活躍に期待をしたいと思います!!
ぜひ皆さんも向畑 疾走選手の応援をよろしくお願いいたします!!
それでは本日の本題に入っていきます!
題して、身長が高い人はとにかく小さくなってカートに乗るべし、です!!
先日、こんなツイートをしました。
身長が高いと、モデルにスカウトされたり、女性にモテやすかったり、
同じ男性から羨ましがられたり、と日常の生活においても良い事づくめメリットづくめです。
身長が高い事によるデメリットなんて、電車の乗り降りで頭をぶつける、
家の天井のハリや、ドアで頭をぶつけるくらいのもんですよね。
ていうか身長が小さい側の人からしたらそんなのデメリットにも入んねーし!!
天からの恵みで貰った物なんだからワガママ言ってんじゃねーぞ!!
と感じる事でしょう!(´;ω;`)
すみません!少しだけ私情を挟んでしまいました!
ですが身長が小さめなレーサーの皆さん安心してください。
こと、カートにおいては身長が小さい方が断然有利です!!
デカい人がどんなに頑張って小さく乗ろうと、身長が小さい人には適いません!!!
ですが、ごめんなさい、、、今日だけは僕は身長が大きい人たちの味方をしなければなりません!!
さて、それではなぜ身長が大きい人が不利なのでしょうか?
まずは下記の図を見てください。

まず、タイヤの中心から適当に線をおろします。
頭の中心と、タイヤの中心を結び、そこから先ほどの矢印の先端と同じ高さまで下ろした図です。
それでは身長が低い場合の図と見比べてみましょう。

こちらは身長が低い人の場合の図です。
ぱっと見では違いが分からないと思いますが、
身長が小さい人の方が外向きの矢印の角度が広くなっています。
そのため、下向き矢印と同じ高さでも身長が高い人よりも
外に矢印が向いているのが分かると思います。
下記がその拡大図です。


このわずかに外に伸びた矢印の分だけ、コーナリングで横滑りしにくいという事になります。
つまり、身長が低い人は身長が高い人よりもコーナーの旋回速度を上げる事が出来るという事です。
※理論上なのでドライバーの走り方や、マシンのセッティング次第で変化します。
この辺の物理学の理論はジャパンカート誌やパドックゲートでも
詳しく解説されていましたので今回は深くは掘り下げないようにしたいと思います。
ですが、身長が低い人の方がカートにおいて有利であることは間違いありません。
では身長が高い人に救いは無いのでしょうか?
いいえ、そんなことは有りません。
僕の身長は172センチですが、僕を上回る180センチという身長で有りながら
何度も世界チャンプを取ったカートドライバーがいます。
それがこちらのマルコ・アルディゴ選手です。
(ちょっと古めのドライバーですみません。)

※https://www.motorsport.com/から転載しています
彼はペダルの位置をめちゃくちゃ前にしていますが、
それでもこれだけ座高が高いので、元の身長の高さが伺えると思います。
上記の選手のように身長が高い人の乗り方はシンプルに図解すると下記のような感じです。

乗り方の手順を記載すると
1.お尻を前に出して斜めの位置に置く
2.背もたれに全部を預けるのではなく背中を途中で折り曲げて前傾姿勢にする
3.その体制を腹筋と背筋で支えて終始維持する
図解すると極端に曲がっているので背中を痛めてしまいそうですが、
曲げるイメージはホントにこの通りです。
逆にこれが出来ないとグリップが高いクラスになったらジュニアドライバーにはほぼ勝てません。
対して、身長が高いドライバーによく多いのがこの乗り方です。

この乗り方をしている人の大まかな理由は下記の通りかと思います。
1.カートに身体を預けている
2.少しでも座高を低くしようと背もたれに身体を預けている
3.腕の力が足りないので背もたれを使って反作用を使っている
もし、2番の理由なら最悪中の最悪、超悪手です。
フロントのグリップが足りなくなるのでアンダーが出やすくなります。
また、人体で一番重い頭をマシンの後方に持っていくことになります。
その分、マシンの重心も中心からやや後方にズレますから、
その分だけ過重移動がしづらくなりますし、何よりマシン自体の操縦性も悪くなります。
イメージとしては某夢の国でティーカップに乗るアトラクションです。
アレに思い切り寄りかかってグルグル回転したらどうなるでしょうか?
頭にとても遠心力が掛かりますよね。
それと同じことがカートにも起きますから速く走る為には百害あって一利なしです。
3番の理由の場合は単純に腕を鍛えた方が良いです。
自力だけでステアを抑え込めないようであれば単純に筋力不足です。
※これは大きい人小さい人共通です。
筋トレをしてステアを抑え込めるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回の内容は身長が高い人にはこれまでのハンディキャップを消すことが出来ます。
また、反対に知らない人には教えずにこっそり自分だけアドバンテージを
取ってしまうのも良いと思います。
ただ、個人的には全員がこの乗り方を身に着けて、
並みいる小さい有利な人たちを倒していってほしい気もします。
いずれにしてもこういったハンディキャップを跳ね除けて
日本全体のレベルが上がってくれたらと思います。
それではまた!!!
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