こんにちは、ポンクレーです。
冬のサーキットってほんっとに寒いですよね。
ドライバーは走り出してしまえば身体が熱を帯びるので実のところ暖かいです。
しかし、気温が0度前後のときにドライバーの走りを屋外で見守るメカニックや親御さんは、それはそれはとてつもなく寒い思いをされていることと思います。
(おとうちゃんおかあちゃん当時のメカニックさんマジでありがとう)
ローカルサーキットだと車を近くに置いておけるのでまだ風よけがあります。
しかし、そこそこ大きなサーキットになってくると出場台数が多く、離れたところに車を置く必要がでてきます。
風に吹きさらしでキンッキンに冷えたご飯を食べるとかホンット辛いですよね。。。
今回はそんな親御さんやメカニックさんを冬の寒波から守る暖か幸せグッズを、僕が過去にコレがあってめちゃくちゃ助かったという経験をもとにご紹介します。
冬のサーキットは寒さ対策が必須
「親御さんやメカニックを幸せにする暖かグッズ」と言いましたが、そもそもドライバーにとっても防寒グッズは無いよりはあったほうがいいです。(あたりまえ?)
マシンに乗るとはいえ、レーシングカートも立派なスポーツ。
スポーツに準備運動が必要であるように、レーシングカートも身体を冷やさないに越したことはありません。
もし身体がガチガチに冷え切った状態で予選決勝をスタートしたらどうなるでしょう?
おそらく身体が温まって本来の自身のポテンシャルを取り戻すまでに、2~3周、コースが短ければ約5周を消費してしまうかもしれません。
出来る範囲で寒さ対策を整え、最高の状態でレースに臨みましょう。
(ちゃんと準備運動はしましょう!)
それではおすすめの防寒グッズを説明していきます。
さっそく行ってみましょう。
冬のサーキットであると幸せな防寒セット5選
まず防寒セット5選(+1)の全体像はこちらです。
- テント×横幕
- 発電機
- 電気ポット or 電気ケトル
- 電子レンジ
- 石油ストーブ or カセットヒーター
個人的に便利だった順に並べています。
のっけからテント&横幕とかもう2選じゃないか、と思われたらすみません。
ただ、防寒の観点から横幕もセットにさせていただきました。
それでは、ひとつずつおすすめする理由を説明していきます。
テント×横幕
テントはレーシングカートをやるなら季節を問わず必須なアイテムです。
暑い時期の熱中症、日射病対策にも使えるので持っていて損は無いでしょう。
そして選ぶ時はなるべく頑丈で重たいものがおすすめです。
理由は2つあります。
安くて軽い簡易テントは、強風で吹き飛びやすい
安くて軽い簡易テントは、雨や雪が降ったときに重さでつぶれることがある
浮いてしまったテントが自分のマシン、よそのマシンや荷物をなぎ倒し、謝罪&弁償なんていう事案をまれに耳にします。
そして、地面に杭を打てば飛ばないと思いきや、かえって折れる危険性もあります。
また、雨や雪の重さに耐えられず潰れ、荷物が全て水浸し、よそのマシンや荷物に(略)、ということが考えられます。
まさかのリスクを負わないためにも、テントはお金をかけたほうがよいといえるでしょう。
つづいて寒さ対策のメインである横幕です。
横幕があるだけで寒い風を防ぐことができ、かなりの防寒効果が期待できます。
材質やカラー、ジッパーの有無など種類が豊富にあります。
手持ちのテントカラーを踏まえて自由に組み合わせを楽しみましょう。
ちなみに個人的には横幕はビニールがおすすめです。
強度と重さがあるため、少しだけテントの吹き飛びにくさの効果があると考えています。
チームロゴを入れているチームもあるので、ぜひ自由にスタイリングしましょう。
発電機
電気ポットや電子レンジはサーキットから電源を引っ張れることもありますが、絶対ではないので優先度として発電機を上位にしています。
発電機の定格出力がなるべく大きいものをおススメします。
発電機は持っていると意外と使います。
そしてなぜだか電子レンジ、電気ポット、出場レースによってはコンプレッサー、と意外に使うタイミングが被ります。
また定格出力が大きいとフレームが折れた時に溶接に使うことも出来ます。
ちなみに僕が現役の頃は1.8kVAのコンパクトタイプを使っていました。(下記参照)
20年以上前なので今となっては旧式ですが。
HONDA1.8
これがまた容量オーバーでたびたび止まるため結構なストレスになります。
(レース前にエアを少しだけ入れたいとか、大事なタイミングで止まるんですよね)
そのため、自分の経験を踏まえるとリーズナブルだけど定格出力が低いものよりも、高くても定格出力が高いもののほうが先々も末長くストレス無く使えるかと思います。
電気ポット or 電気ケトル
冬の時期はポットやレンジがあるとほんっとに幸せです。
めちゃくちゃ寒くてガチガチに身体が震えている時に、暖かいコーンスープとかカップラーメン、ほっかほかのコンビニ弁当を食べるとマジで幸せを感じます。
(感覚スパイスって空腹だけじゃなかったのか、と知りました。)
電気ポットは高性能である必要はないので、とにかく容量が大きければ大きいほどおすすめです。
カップラーメン以外にもスープやホットコーヒーなど用途が広いため意外と使います。
そして、高確率でチーム員からお湯のおすそ分けを求められるため、それを踏まえても大きいものを選んだ方が良いでしょう。
また、ケトルも同様の理由で安くて大きいものでよいと思います。
お湯の沸騰までの時間がとても早いため、両方揃えておいてもよいでしょう。
注意点としては、先端が細くなっているオシャレケトルは避けてください。
サーキット場はなんだかんだ汚れやすいため、洗いやすい方が衛生面に優れています。
電子レンジ
電子レンジも温めることだけが目的のため、安いもので問題ありません。
アイリスオーヤマ製品は値段の割に故障が少ないためコスパが良いです。
僕の経験としては、レースの景品で貰ってあらゆるサーキット場に6年ほど連れ添いましたが故障知らずでした。
メーカーにこだわりが無ければおすすめです。
ターンテーブルタイプは弁当が回らない経験があったため、個人的にはターンテーブル無しのフラットタイプがおすすめです。
石油ストーブ or カセットヒーター
最後に紹介するのは石油ストーブなどテントの中を温めてくれる器具です。
これがあると冬のサーキット場がほんっとに快適になります。
ただ、残念ながら石油ストーブは作業場所以外のエリアに憩いのテントを設置し、そちらで使用してください。
マシンの付近で石油ストーブの使用は火気厳禁の観点からNGです。
また、小さな子供がいる場合は使用に十分注意してください。
直接触れる火傷はもちろんのこと、温風に当たりすぎることによる低温火傷や脱水症状を起こす可能性があります。
作業場所で使用する場合は温風ヒーターがよいでしょう。
地面に直接置くと横幕の下から抜けた冷風に飛ばされてしまうため、少し高さのある所に置くことがおすすめです。
ファンが下部についているものは、ちりほこりを吸って故障する可能性があるため、背面にあるものが無難です。
なお、僕の経験上では作業場所にヒーターの類の設置はしていませんでした。
マシンのメンテで動いているなかでヒーター類を付けているとかえって汗をかきます。
その汗が冷えるとまた寒いんですよね。
まとめ
それでは今回ご紹介したグッズの選ぶポイントをまとめます。
テント×横幕の選び方
テントは値段が高くても丈夫で重たいものを選びましょう。
安くて軽くて簡易なものは横風で吹き飛ばされる場合があります。
横幕は糸が入ったビニールタイプがおすすめです。
必須ではないため、テントに合わせたカラーの組み合わせを選びましょう。
厚くて破れにくいものを選ぶという点にだけ注意してください。
発電機の選び方
発電機は消費電力の高いものがおすすめです。
消費電力が低いと肝心なときに止まってしまいストレスになる場合があります。
電気ポット or 電気ケトルの選び方
電気ポットやケトルは安くても良いので、容量が大きいものを選びましょう。
高確率でチーム員からお湯のおすそ分けをお願いされます。
ケトルがあるとおすそ分けでお湯が切れてしまってもすぐに沸かすことができます。
先端が細くて長いオシャレケトルは、サーキット場では衛生面に優れないためやめましょう。
電子レンジの選び方
温め機能しかない安くてシンプルなものがおすすめです。
アイリスオーヤマ製品は個人的な経験から信頼が高いです。
ターンテーブルありのタイプは回らないお弁当があります。
ターンテーブルなしのタイプがよいでしょう。
石油ストーブ or カセットヒーターの選び方
個人的には必須アイテムではありません。
使用する場合は作業場所とは別の場所に憩いテントを設置し、そちらで使用してください。
作業場所は火気厳禁ですし危険です。
作業場所に設置する場合は温風ヒーターにしましょう。
最後に
僕の経験をもとに防寒に役立った商品をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでもあなたのレースライフの役に立つことができれば幸いです。
今回ご紹介したものは全て僕の経験に基づいたものです。
実際の活用シーンも踏まえてあなたに合いそうなものを選んでもらえたらと思います。
これからも個人的に役に立ったものがあればご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
それではまた!!
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