こんにちは、ポンクレーです。
今回、写真をご提供いただいたのは今まさに実力をつけている酒井龍太郎選手です!
酒井選手、お写真のご提供ありがとうございます!!(^^)
酒井選手と言えば、昨年の成績はとても素晴らしかったドライバーです。
現在11歳だそうですが、自分が同じ歳のころあそこまでテクニックが有ったかと言えば間違いなくありませんでした(笑)
ですし、自分に自信を持っていて存分に楽しめている良い顔をしているなと思います。
順当にステップアップしていけばきっと全日本選手権でも優勝出来る、そんなドライバーだと僕は思っています。
ぜひ酒井選手の今後の活躍に期待したいと思います!
酒井選手のTwitterアカウントはこちらです。
それでは本題に入っていきます。
今回はいかにも核心に触れちゃいそうなタイトルですが、僕個人的にはあまり大それたことを書いてるつもりはありません。
今日の内容は初心者の方が上達するにあたり、必ず意識するべきで速く走りたいなら最も大事なポイントをお伝えします。
といってもこれはあくまで僕が速く走る事が出来た理屈です。
ご自身のスタイルに合わない、あるいは楽しくないといった場合は即座に別の方法に切り替えてください。
速く走る為に必要な3つのポイント
1.丁寧なステアリング操作
2.丁寧なブレーキ操作
3.丁寧なアクセル操作
一番大切で根本的なポイントというと、実はこれだけになります。
そして実際のところ中級者、上級者を自称する人の多くは残念ながらこれが出来ていないです。
じゃあなぜ多くの方が出来ていないかというと、そもそもレーシングカートは自分が生活する上でほぼ体感する事がないスピードで走ります。
ともすれば暴走にも近い環境のなかで、色々なものを丁寧に操作しろ、というまったく反対の事をやらなくてはならないからです。
さて、ではそれぞれの丁寧な操作とはいったい何なのでしょうか?
ひとつずつご説明をしていきます。
丁寧なステアリング操作
僕が考える丁寧なステアリング操作とは
1.コーナーを曲がるときは必要最低限しかステアリングを切らない(ハンドルを曲げない)
2.ステアリングを切るときは徐々に切って、徐々に戻す
この2点に絞って意識をしていました。
僕にとって「速く走る=カートを人より速く前に向けて走らせる」という考えが軸に有ります。
そしてステアリングを切るという事は、通常まっすぐになっているタイヤを曲げる状態が継続します。
つまりタイヤを曲げるという行為自体が、前に進もうとしているカートの妨げになってしまうのです。
なので僕はコーナーの大きさに応じて必要最低限の分だけステアリングを切る、という事を意識するようになりました。
「徐々に切って、徐々に戻す」も同じ理由です。
ピストルの弾丸に横から力を加えると想像以上に簡単に進路が変わります。
この現象はカートが速く走っている状態で急にステアリングを切るのと似ています。
速い速度で急にステアリングを切ってしまうとリアタイヤが滑ってしまいます。
滑るという事は、前に進んでいないという事になります。
丁寧なステアリング操作で、確実にマシンを前に進めていきましょう。
某マンガ何とかDのように擬音で表すとしたら「バッ」ではなく「クイッ」って感じです。
丁寧なブレーキ操作
次はブレーキについてですが、僕がブレーキ操作で意識していたことはこちらです。
1.ブレーキがロックする寸前のチカラで踏む
2.ブレーキの踏む力を徐々に抜く
ブレーキが最も強く効く状態は、リアタイヤがロックと少しの回転を繰り返している状態です。
ロック→少し回転→ロック→少し回転→…(略)、という感じです。
なので音で表すと「キュッキュッキュッ…」という小刻みのスキール音がなります。
ちょっと難しいですが、僕はこの小刻みのスキール音が鳴る寸前の力加減で踏みます。
その理由は「キュッキュッキュッ…」の音が鳴っている間はカートがステアリングの操作を受け付けてくれません。
シンプルに言えば制御不能の状態です。(もちろんブレーキ制御はしていますが)
そして「キュッキュッキュッ…」の音が止まって、コーナーへ進入するための適正スピードまで落ちた、かと思えば少しオーバースピードだったり、あるいは速度を落としすぎてしまったり安定しません。
それだけブレーキの踏み始めに精密なタイミングが求められます。
そこまで無理をしてコーナーの入口で頑張るよりも、僕は立ち上がりスピードを重視したいです。
コーナーの進入では姿勢を乱さない様、しっかり丁寧にブレーキして速度を落とすことをおすすめします。
ブレーキの踏む力を徐々に抜くのは、速度に合わせて適正な力加減に合わせてあげる為です。
ちなみにずっと同じ力で踏み続けたらタイヤがロックします。
丁寧なアクセル操作
3つ目はアクセル操作についてです。
ちょっと矛盾するのですが、速く走るためには出来る限りアクセルを踏まずに走る事が重要だと僕は思っています。
直線でも全開にするな、という暴論を言っているわけでは有りません。
シンプルに表現すると、アクセルの半開き(パーシャル状態)を上手く使う、という事です。
アクセルもステアリングやブレーキと同様で、雑にすると前に進む力を妨害してしまいます。
近い所で言うと、雪の上でアクセルを踏みすぎると滑ってしまうあの現象です。
全開走行をしているカートはほんのちょっと踏みすぎただけでリアタイヤが滑ってしまいます。
(カートはリアタイヤが駆動輪なので)
特にコーナーの立ち上がりはスピードを乗せて確実に前にマシンを進めたいところですが、アクセルをちょっとでも踏みすぎてしまうとリアタイヤが滑ってチカラが横に逃げてしまいます。
なので普段からアクセルを全開または全閉の二択で走っている人は、今度は半開きでギリギリ滑らさずに立ち上がれる開き具合を探ってみてください。
そしてスピードが乗ってきたら徐々にアクセルの開度を大きくしていく事を意識してみてください。
まとめ
今回、速く走る為の基礎的な3つのポイントをご紹介しました。
ですが、もっと速く走る為にはそれぞれを一段掘り下げる必要が有ります。
ただ、この内容だけを意識してもらうだけでも結構変わると思います。
体感的に理解して適切に出来るようになれば、我流の中級者にはほぼ負ける事はないはずです。
最後に大切な事なのでもう一度書きますが、もし僕の方法が合わなさそうであれば即座に中止をしてください。
なるべく誰もが共通する内容で書いてはいますが、それでもドライビングのイメージは人によってけっこう違います。
ぜひみなさんの参考になれば僕も嬉しいです。
それでは良いカートライフを!!👍
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