タイムを安定して速くする方法はステアリング操作をゆっくり行う

走り方

こんにちは、ポンクレーです。

どんなに頑張っても、どうしてもトップからコンマ2~3秒が追い付かない!!!
あれだけ頑張ってるのに何で!?!?
持っているモノだってライバルとそんなに大きな差はないのに!!!
やっぱりセンスの差なのかなぁ、、、?

こんなお悩みを持つ方向けに、一つの解決策としてお話をしていきます。

結論から言いますと、ステアリングを勢いよく切ると不必要にリアが滑ってしまいます。
ちなみに僕はリアを滑らせる行為は完全に否定派です。(雨の日は別ですが)

あとD1とかイニシャルDとかラリーも例外です。
と言いますか、むしろWRCは大好物です。

はい、話を戻します!

ステアリングを勢いよく切ってはダメな理由を下記の図を参考に説明します。

この図はあるコーナーに差し掛かるときの図です。

Aの位置からコーナーに差し掛かるカートが有ります。

やがてBの位置に来たところでブレーキを踏み、車体を曲げるために急ハンドルをした、
という状況の図です。
(ブレーキの距離すげー短くね?みたいなツッコミは無しでお願いします)

赤い矢印はコーナーリング時の遠心力です。

まず左側の黄色い矢印に注目をしてほしいと思います。
これは、コーナー曲がるためのイン側に切り込んでいる矢印です。
曲がるために必要な力、進行方向という事になります。

問題は右側の小さな黄色い矢印です。

もともと直進しようとしていたマシンに、
急なステアリング操作を行う事でマシンのバランスが崩れます。

そうすると内側に向かおうとする力のほかに、車体の真ん中を軸にしてリアタイヤを回そうする力が生まれます。

そう、つまり急ハンドルは不要なスリップを生むということです。

とても速く飛んでくるピストルの弾丸にちょっとした横の力を加えると簡単に進行方向が変わる、
という話を聞いたことはないですか?

それと同じ原理です。

レーシングカートもそれなりに速く走っていますから、急ハンドルでキッカケを与えたら
簡単にリアタイヤがスライドを起こしてしまいます。
そして速くなればなるほどリアタイヤはちょっとの力ですぐに滑っていきます。

これが僕が急ハンドルを良しとしない理由です。
しかもこのリアタイヤを流そうとする力って結構しつこいんですよ。
こんな感じでコーナー中腹までズルズルと付いてくるんです。

滑りをキチンとコントロールできていない場合、この右側の黄色い矢印はコーナーの出口までついてきます。
そうすると立ち上がりたくても、前に進もうとする力を無駄なく効率よく活用する事が出来なくなります。

そしてトップとコンマ2~3秒が縮まらないと悩む人の大体の理由がこれです。
ひとつのコーナーでコンマ05秒ずつ立ち上がりが遅れているんです。

速く走る為には、ゆっくり丁寧にステアリングを切って、タイヤを進むべき方向に着実に転がしてあげる事が大切です。
そこから発展してタイヤを押しつぶす、抑え付けるテクニックに昇華します。

今も昔も、
「ステアリングをカッ!!と切ってタイヤをキュキュッ!!と滑らせて早くコーナー出口を向けるんだ!」
という教え方を聞きますが、それでタイムが出るのは1周タイトラだけだと僕は思います。

ましてや夏場のレースで長丁場の決勝なんてなったら、10周もタイヤを滑らせてたらオーバーヒートしてグリップしなくなってきます。(10周もたないかも?)

みるみるタイムも順位も下げかねないので、勝ちたいならマジで滑らせない様に走った方が無難です。

というか実際に序盤は調子いいけどいつも終盤にタイムが遅くなる、とか
タイヤがグリップしなくなってくる、という悩みを持っている人けっこう居るのではないでしょうか?

そういう悩みを持っている、という人はおそらくこの方法を身に着けるだけで解決できると思います。

また、余談ですがステアリングをゆっくり動かす走り方は、腕が尋常じゃないくらい疲れます。

常にステアを切りすぎない、でもカウンターには負けちゃいけない、という持久力が必要になります。
勝ちたければ筋力も筋持久力もトレーニングしましょ。

今までの走り方が甘えてただけなので、そこは頑張ってモノにしてくださいね。

僕は関東の人間なので、身体を作りたいなら新東京サーキットをおススメします!
練習もできて身体も作れるので一石二鳥です!

またこんな感じで解説(?)をまとめていきたいと思います!

それではまた!!

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